鍋冠山公園は幽霊が出る心霊スポットとしても知られています。鍋冠山公園で一体何があったのか、どんな心霊現象や事件が起きているのか。
長崎県にある鍋冠山公園で実際に体験した怖い話を紹介します。
第1話「鍋冠山で起きた事件」
世界新三大夜景に認定されている長崎県の中でも屈指の絶景を見せてくれる鍋冠山。デートスポットとして非常に人気があります。
数年前の秋頃、当時の彼女を鍋冠山公園までドライブに行きました。鍋冠山公園の夜景は噂通り、いやそれ以上に美しかったことを覚えています。展望台からの眺めに会話を楽しむこともなく、二人でその美しさに見とれていました。
秋とはいえ夜は肌寒く「そろそろ帰ろうか」と提案しましたが、彼女のほうが「もう少しいたい」と言うので展望台をおり、駐車場の近くにあるベンチに座りました。
そこから会話は弾まず無言の時間がしばらく流れました。「やっぱり寒いから車に戻ろうか」と声をかけると、彼女が聞こえるか聞こえないくらいの小さな声で「いる・・・」と言いました。
言葉の意味がわからず聞き間違えたのかと思い「いる?」と聞き返しましたが返事はありません。「なにが?」と重ねましたがやっぱり彼女は黙ったままです。
どうすることもできずしばらく座ったままでいると突然彼女が立ち上がり駐車場のほうへ歩きだしました。
急いで追いかけて車に乗り込みエンジンをかけます。恐る恐る彼女に「どうしたの?」と聞いてみましたが「早く帰ろう」と言うだけでなにも教えてくれませんでした。そのあとは彼女を家まで送り解散しました。
次の日、彼女と電話で話したところようやく事情を教えてくれました。
近くにずっと黒い影がくっついていたこと。このままだと車までついてきてしまうから離れるのを待っていたこと。黒い影が見えなくなった隙を見て車に戻ったことを。
この世の者ではない者に見えていることを気づかれると執着されるから話せなかったそうです。
当時の彼女とはもう別れていますが、あの事件以降、鍋冠山公園に行くのは躊躇しています。夜景は綺麗なのでデートには最適なのですがやっぱり気が重くなります。
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はじめまして。私は長崎市大浦相生町で生れました。
ちょうど事件のあった場所の真下あたりの町です。
事件のあったその夜、そこを通りました。
当時、まだ家は一軒も無く側にはお稲荷さんが祀られてありました。なぜそこを通ったかというと、その場所からさらに上の方に(今の展望台の下)神様がまつって有り
、21日間の修行中だったからです。私の母、仲間の信者たちといっしょに登りました。あの夜は金比羅さん(すぐ隣の山にあり)の祭があり、熱い夏の夜でした。翌日事件があった事を知り、見に行きましたが野次馬でいっぱいだったのを覚えてます。お巡りさんにゆうべここを通った事を言ったら、事情聴取もそんなにしつこくなかったのですが、被害者のお母さんが訪ねて来られました。わたしは当時小学6年生だったと思います。
新聞配達の夕刊だけのアルバイトをしてましたが、同じ販売店の未成年が犯人でした。確か複数の仲間と犯行に及んだそうです。どんな殺されかたをしたのか知ってはいますが、ここでは書きたくありません。時々思い出しては被害者がもし生きていれば、どんな人生をおくったのだろうかなどと、やるせない気持ちになります。昭和37年の出来事です。合掌。
名無し
引用:鍋冠山公園 - 全国心霊マップ